6月7日 年長組 本日の活動

今日は「茶道」ラボ活動を行いました。ラボ=研究です。園長先生とお茶についての研究をする活動です。

 

まず、園長先生に心と身体を向けてご挨拶をします。

「心って目に見えないものだけど、どうしたら相手に伝わるかな?」という問いかけと「優しい気持ちで挨拶できるかな」と声を掛けると落ち着いた声や表情で挨拶をすることができました。これは、当園が大切にしている『美しい』を普段の生活の中でも実践しています。

次は季節についてです。「6月は何という季節か知っている?」と聞くと「夏!」「梅雨!」と答えが返ってきました。梅雨という漢字に「梅」が入っていることを発見しました。その後、事務所前に置いていた青梅を観察しました。

梅の実を観察した子どもたちは「桃の匂いがする!」「触ったらふわふわ~」「リンゴの形みたい」と五感でたくさんの発見をしていました。

日本には四季があり、この四季を大切にした文化です。その一つに茶道があります。本来の茶室には季節の花や掛け軸で設えます。今日、教室に紫陽花の花や梅の実を用意しました。子どもたちに季節を感じてもらえるよう環境を整えました。

最後は、お茶碗を観察しました。触る前に「割れやすいよ」と話しを聞くと「ガラスでできているからだ!」「プラスチックだからかな?」「磁石っぽいな…」とどんな素材でできているかに興味を示しました。その後の話で陶器でできていることを知った子どもたちは、どの様にできでいるのかを実際に持って観察しました。

その途中で「割れないように順番に見よう!」と自分たちで相談し合って観察する年長ならではの姿も見られました。

「裏はザラザラ!」「中にはあみあみな模様がある」「紅葉の柄だから秋のお茶碗なのかな?」と素材だけではなく柄や感触でもたくさんの発見がありました。

最近では日本の伝統文化に触れる機会は少しずつ減っています。

当園の茶道では、お茶を飲むだけでなく、茶道のお道具に実際に触れることも行っていきます。友だち同士で気づいたことを話し合ったり発表したりすることで、日本の文化を身近に感じることができる活動になるようにしていきます。ぜひご自宅でも本日の活動について、どんな発見があったのかを聞いてみてください。

【今日の献立】

玄米ご飯、鮭のみそ焼き、野菜のごまドレッシング、納豆(もやし)、すまし汁(ちくわ)でした。

今日のおかずは鮭の味噌焼きです。おかずで味噌を使用する日は、汁物をすまし汁にして献立を組み立てています。